「メタボリックシンドローム」の基準が変わる!?
『メタボリックシンドローム』・・・。この言葉を知らないという方はほとんどおられないと思います(認知率98.6%)。『メタボリック(metabolic)』は「代謝」,『シンドローム(syndrome)』は「症候群」のことで,『代謝症候群』と訳されます。『内臓脂肪症候群』と訳される場合もあります。
内臓に脂肪がたまることで代謝が正常でなくなり、この内臓の脂肪や代謝の異常により様々な病気が引き起こされる状態のことです。
様々な病気というのは、生活習慣病の代表格とされる「高血圧」,「脂質異常症(高脂血症)(→動脈硬化)」,「糖尿病」などです。
「メタボリックシンドローム」の診断基準として、腹囲(ウエストサイズ)について「男性85センチ以上、女性90センチ以上」という基準がありますが、現在の基準値が妥当かどうか、日本肥満学会が専門委員会を設置し、本格的な検討に入っているとのこと。大規模なデータ解析などを進めていて、来年をめどに結果が公表されるみたいです。
アメリカでは「男性102センチ以上、女性88センチ以上」など、国や地域により腹囲の基準値は異なります。日本の基準値は海外に比べて、男性はかなり厳しい一方、女性の基準値が男性より緩いのは珍しく、異論が唱えられていました。
この「メタボリックシンドローム」のウエスト基準が変更になり、仮に海外のように緩くなったとしても、「まだ大丈夫」といって摂生をしなかったり、「海外に比べて基準が厳しいんなら、そんなに気にしなくてもいい」と考えたり・・・ということは決してよくありません。
毎日の生活において、食習慣の改善や運動習慣を取り入れるといったことを心掛け、実践することが生活習慣病の予防に繋がり、命にかかわる大きな病気の発症リスクを下げることになるのです。



